センスグループとは(2) [英語(発展)]
センスグループ(2)
「ボトムアップ・アプローチ」
センスグループに分割提示して、
フレーズリーディングしていく。
このフレーズリーディングは、スラッシュリーディング、チャンクリーディングなどとだいたい同じだと考えればよい。当然厳密に考えれば違うが、学者でない学生や一般人はこれでいい。
通訳訓練のサイトトランスレーションと同じようなことであろう。
区切りは、初心者は短めに、上級者は長くすることで、
情報処理が速くなる。
実際の区切りは以下を参照のこと。
また、ブログには「センスグループとは」があるので
そちらも参考にしていただければ幸いである。
1.統語的情報に基づき区切る
(1)文頭副詞句の後
(2)補文境界の前≒SV/・・・の構造
例えば、that節補文、間接疑問文、間接感嘆文、不定詞補文、小節補文、動名詞補文、
分詞補文、仮定法節などを目印にして区切るということです。
2.節内の統語的な境界
(1)前置詞 (2)接続詞 (3)関係詞 (4)不定詞 (5)分詞
基本は副詞及び形容詞的な働きをするまとまりであると考えて頂ければいい。
3.主語が長い場合も分割する
※絶対的なものではないので、厳格さを求めてはいけない。
チャンクごとに読み、和訳、英語再生、[→]長期記憶にチャンクが残る
これを何度も繰り返すことで、「和訳」の部分がなくても平気になってくるはず。
こんな風にして、センスグループを利用して、英語理解の向上を図っていただきたい。
こうしたセンスグループの利用も大切なのでが、ミクロ的なアプローチであり、レベルの高い人にとっては、この対極にある、マクロ的なアプローチにも思いをはせていただきたい。常にそうあってほしい。
「トップダウン・アプローチ」
マクロ的な視点も大切も当然大切で、これはある意味、トップダウン処理であり、パッセージ全体の構造の理解が促進されることで可能となってくる。パッセージはパラグラフの集合体であり、論理構造の理解が不可欠となってくる。
英語はすべて論理の塊であり、これを避けてはいけないはずである。
(1)パラグラフレベル
キーセンテンス・トピックセンテンス・サポーティングセンテンス
(2)テキストレベル
メインアイディア・サポート・コンクルージョン
意見と理由、原因と結果、問題と解決などの論理構成
などの理解が筆者の言わんとすることを、的確にまとめることにつながる。
今回は、「センスグループとは」から始まって、その対極にあると考えられる「論理関係」に思いを馳せてみた。こうしたもののバランスがとれてこそ、外国語で書いたものの理解がより深まることにつながる。
ここに挙げたものがすべてではありませんよ。まだまだいろいろあります。たとえば、主題進行、シーム&リームなどわかれば結構使えるかもしれません。
少しでも皆さんの理解の足しになればうれしく思います。
ではまた。
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