センター試験第3問 解法の視点 さらなるアップを [センター試験]
こんにちは。
問題の解法を掲載しますので、ぜひとも
センター試験の追い込みをかけてください。。です。
第3問 文脈把握
全て談話レベルの文脈把握問題であるから、帰納的理解ができているかを問われている。出題は、会話や短いパラグラフの中のから熟語や単語などの類推であった。この出題は続くであろう。
A
内 容 語句・熟語の類推問題
意 図 設問部分の知識がないことを前提に、英文の内容を把握して解答する談話レベルの問題。帰納的な処理が求められる。言い換えを探すのが第一。
レベル 基本レベル。
語 数 70から100語程度(2014年は83と89語)
出題数 2問
「英文の構成パターン」
AとBともに下線の引いてある場所は①上、②下、③中(中上・中下)の3つのパターンのどれかである。
解法のヒント
★戦テク★ ①全部の英文を読んでもいいが、読まなくても解答できることを知る。 ②下線部のある会話から読みはじめ、その下線部の英文の流れ理解する。 仮にあまりわからなくても気にしない。 ③最後と最後から2つめの発言を中心に意味がプラスマイナスかを決める。 ④選択肢のプラスマイナスを考えて、絞り込む。 ⑤④で絞れない時は、意味を考え、消去法で絞り込む。 これでも絞れない人は、選択肢を下線部に入れて良さそうな選択肢を決める。
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・ディスコースマーカーや感情表現に注意。
・最後とその周辺の英文を特に注意して読む。
・選択肢に下線部と同じ単語が入っていたらほぼ不正解。
・下線部に選択肢を入れて意味が通じるか考えること。
・itは議論の中心の単語を受け、thatは最後の名詞を受けるか、
前文または節を受けることが多い。
・(1)言い換え:A=B (2)対比:A⇔B (3)因果関係A→B/A←B の関係から考えさせるが、やはり、(1)の換言が一番多い。
基本は下線部の位置に関係なく、パラグラフであっても、会話文であっても、
下=最後の方で意味限定できることが多い。読むのが遅い生徒は下線部周辺から下を最初に読んで、答えが限定できない時だけ、もう少し上から話題を見極め、選択肢を決定する。
B
内 容 文脈からずれた英文を削除する問題
意 図 2013年までのC「文補充問題」と同一の趣旨の問題の裏返しからの出題である。
パラグラフの一貫性をしっかりと把握できるかを確認する問題。したがって、マクロ的に見れは、主題からずれる英文や、ミクロ的に見れば、英文と英文の結束性がない英文を指摘できることが主眼となる。こうした視点で作問される。談話レベルにおける結束性の理解力診断テストである。
余談だが、2013年までの文補充問題は、2006年までの第3問のBとCを統合したような問題であった。今回の2014年の文削除問題は、見た目は違うが、英語作成部会の出題意図が全く同一であることに注意すべし。日本の英語教育に物申しているのでしょうね。
レベル 標準~やや難レベル。
語 数 合計350語程度で、各設問100~150語で構成(2014年:97、105、140語)
出題数 3問
★戦テク★:全部を考えるのではなく、優先順位である。 ①第1文:上(と最終文:下)を読んで、主題と方向性をチェック。 ②話題からずれた英文がないかチェック。 ③DM(ディスコースマーカー)を探し、前後の関係に矛盾がないかチェック。 つまり、(1)順接か、(2)逆接かに矛盾がないか、プラスマイナスをつけて確認。 ④文頭副詞もDMと同じように文脈に矛盾がないかチェック。 ⑤下線のない文とアンダーラインされた文の流れをチェック。 ⑥This, That, itやTheyがあったら、前文に該当部分があるかチェック。 ⑦文と文の結束性が妥当かどうか考える。 ⑧その英文がなかったらわかりやすくなるかチェック。 |
これまでのセンター試験の解答ポイントを挙げておく
・パラグラフの構造を考えればいい。
・2006年度までの第3問ABCを総合したような視点で問題が作成されている。
・前後の文を特に注意して確認
・ディスコースマーカーチェック=論理展開を考える。
・情報構造を考える。
・代名詞を考える。
・itはキーワードであることがある。その場合は、the+名詞とa+名詞を受ける。
Theyは複数形を受け、物の時と、人のときがあるので勝手に決め付けない。
・確認の意味で、選択肢を選んだら、「派生・同義・冠詞・指示」を簡単でいいから考えること。
C
内 容 文脈把握問題
意 図 全体の意図をつかむ英語理解力の確認
レベル 標準レベル
語 数 2落構成で500語程度(2013:505語、2014:498語)
出題数 3問
解法のヒント 問題パターンは違えど、第3問 Aと同じような視点で解答できるのであわてることはない。
英文の構成 2人の人物の発言が一人5行から8行ほど会話から構成されている。
★戦テク★ ①最終発言者から解答の根拠を見つける。 ②最終発言者の全体を見る。上下をチェックするが、特に下部分に注目する。 以下の3つがないかチェック。 1)DM 2)主張語 3)比較表現 1)DM(ディスコースマーカー)及び文頭副詞 (1)逆接 But, However, Yet (2)対比 On the contrary, while, whereas (3)因果 So, (4)追加 also, 2)主張語 (1)一人称表現:I think, I believe, I am sure, I suppose, I recommend, I (2)助動詞表現We should, You must ③選択肢にプラスマイナスを付けて、主張と反対の選択肢をつぶす。 ④本文のプラスマイナスと同じもので、さらに本文の言い換え表現があるものが多い。 |
意志あるものは、突き進め!
では今日もお読みくださり、ありがとうございました。
感想をいただけると嬉しく思います。
ではまた。
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