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パラグラフリーディング&ディスコースマーカーとは [ディスコースマーカーの考え方]

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こんにちは

 風間です。

今日はディスコースマーカーパラグラフリーディングについて

考えてみたいと思います。

 

簡単な英文ならいいのだけれど、



ちょっと難しく書かれていると、なかなか読めない人って多いですね。



こんな私も、高校になるとまったく英文が読めなくなった一人です。



まだ11文の短文ならいいのですが、



長くなるとまったく手が出ない。



こんな経験がある人は多いのではないでしょうか。



 



でもちょっと待って!!!



本当に「11文の英文を読める?」のでしょうか。



完全でなくてもいいですが、80~90%くらいは



読めますか。本当に意味が分かってますか。(別に嫌味ではないです)



 



わからなくなったときに分析する力はありますか。



わからなくなった英文に対して意味を考えようと



する方法論はありますか。

 



これがないと、いくら長文の読解方法を勉強しようと



思っても、結局は長文読解に取り組もうと思っても



なかなか先に進みません。この辺を自分でしっかりと



取り組んでください。さもないと、ディスコースマーカーも

 

 意味のない技術になってしまいますから。



 


さて、話を戻しますか。

 

会話文だったり、小説や物語だったり、

評論文や論説文っていうのがありますが、

みなさんが、困っているのは、この評論文や論説文

の長文読解ということになるでしょう。

 

英語の読解と同時に、現代文の評論や論説文に強くなる

努力も怠らないようにしてください。

両者は相関的な関係がある程度認められていますので、

国語を強くすることは、英語を強くする可能性を持つ

一つの手段ですよ。

 

皆さんのご要望に応える一つの方法論が

ディスコースマーカーを使った英文読解ということになります。

ディスコースマーカー英文読解です。これはパラグラフリーディング

という言葉で置き換えることも可能です。

 

パラグラフリーディングは「パラリー」なんて呼ばれる

読み方ですが、ちょっと勘違いをして表面的な

技術で、これを知れば平気だと思い込むと、まったく役に立たない

という結果になります。 必ず何度も英文を読み込むことで練習する

ことが大切な作業となります。

 

評論文というのは、「論を評する文」です。誰かの論=意見に対して、

批評家が自分の意見を言って批評するという文章だと思えばいいです。

 

 これに対して、論説文は、論と「論と説から成り立つ文」です。

自分の意見を相手に伝えるために、説明を交えて展開される文章です。

意見、見解、ものの見方、考え方という主観的な論説文で最も大切な

部分を相手にしっかりと理解してもらう手段に、客観的な具体例や数字

などを用いて説明をしていきます。

 論説文においては、この説明文の部分が圧倒的に多いことが問題です

ね。説明の部分が多いので、この部分が筆者の一番言いたいことだと

思って読んでしまうことが多いのです。

 

この評論文の形式というのがよく言われます。

「序論→本論→結論」という形式があるという説明がよく見られます。

 

ここで注意しなくてはいけないのが、入試における長文読解の出題文

はこの「序論・本論・結論」という形式でない場合が多いということ

です。

 

なぜでしょうか。

 

それは当然なことですが、

 

完全な形式で書かれた英文の全体を入試に出題したら大変長い英文と

なってしまうということです。ですから、その一部分を切り取って出題する

しかありません。切り取るということですから、形式が完全なままでない

ことが多くなります。

 

こういう事実があるのに、「序論・本論・結論」という形式にこだわると

あなたたち生徒はまったくわからなくなります。

 

ですから「序論・本論・結論」ということは頭に入れて置いて構いませんが、

これにこだわりすぎることはやめましょう。

 

英語の基本は①主題、②主張、③補足、④(+再主張)の4(3)段階

となります。①の主題は話題のことで、作文で言えば「題」のことです。

作文の題と同じ働きと考えればいいのです。②の主張は、その話題に対

して、自分がどのように考えるかを述べた論の部分です。論説文に置いて

一番大切な部分となります。この主観的な部分をいかにつかむかが大切な

とです。この部分が見つかれば英文読解の大部分は終わったといっても

いいかもしれません。③の補足は、②の主張をわかりやすくするための

補足部分で、具体例、事実、説明、実験データなどの自分以外の人が言

っていたり、証明したり、書いてある客観的な部分を根拠として用いる

部分であると考えればいいでしょう。④の再主張は必ずしもあるわけで

はないですが、もう一度、自分の言いたいこと(主張)を述べることで、

再確認して相手にわかってもらうためです。当然あまり長くない英文で

は、再主張はなされなくても問題ありません。ただ最後に、この再主張

(リスステイトメント)あると思って英文を見つめることは大切は態度

です。

 

ここまでの日本語の説明はわかったでしょうか。論説文というのは、意

見とそれをわかってもらうための説明から成立しています。論の部分で

ある意見を正確にみつけ、説明部分の具体例に惑わされないように、何

が言いたい主張なのかを見誤らないことが大切です。

 

では論説文に置いて、論=意見・主張部分だけを読めばいいのでしょうか。

そして、説明部分は飛ばせばいいのでしょうか。

 

筆者の言いたいことが分からないときに、主張部分を何度も読めばいいので

しょうか。わからないのに、何度も読んでも、そこから先に進まないことは

よくあることです。それなのに、また主張部分を読みますか。

 

何のために説明部分があるのでしょうか。補足部分は、具体例などを用いて、

主張部分をわかりやすくしようという意図で書かれた部分です。ですから

わからない時にこそ、補足部分から主張の言いたいことを推測できるように

なればいいのです。またそういった読解練習を普段から心がければいいのです。

こんな勉強をせずに、ただ主張部分だけ読めばいいといったような指導は

間違っています。あなたたちは、主張と補足の間を、必要に応じて行ったり

来たりしながら、筆者の言いたいこと=主張を理解することが求められています。

 

パラグラフリーディング英文読解というのはディスコースマーカーを上手に

利用して英文の主張を早く確実につかみ取る方法論です。しっかりと学べる

ように苦労をすることが何よりも求められています。

 

 もし簡単に手に入るようなものなら、だれもが英語の偏差値が70を超え

ています。英語において、裏技などのような方法論は基本的にはありません。

裏技で正解のでることもありますが、賢い生徒が欲しい大学(偏差値の高い

難関大学)では、そんな簡単な問題ばかり出題するわけがありません。大学

の問題作成者だって、わかっています。ですからパラグラフリーディング

を本質をつかんでください。

 

 ディスコースマーカーの働きを知り、主題+主張+補足(+再主張)の

構造をしり、主張と補足の間には、主観と客観の違いがあり、抽象度にも

差があります。主張部は抽象度が高く、英語が名詞中心で書かれることが

多いので、わかりにくくなっています。こうした難しい英文を読み解く手

がかりとなるのが、補足部分です。補足部分には具体例のディスコース

マーカーが使われることがあります。ただしいつも “for example” のよう

ディスコースマーカ―が使われるわけではありません。明らかに具体例

だとわかるときは省略します。英語とはそういうものです。わかりきった

ことはしません。補足部分が1つでは不足するときは、さらに別の補足部分

が追加されます。ここで追加のディスコースマーカーが使われます。補足

部分に原因があるなら、原因のディスコースマーカ―を使ったり、因果関係

を説明する動詞や接続詞や前置詞を用いて表現します。このように主張を

わかりやすくするために補足部分は存在します。補足部分は主張をしっかり

と理解する大きな助けとなる部分ですので、疎かにすることはできません。

そういった読み方をパラグラフリーディングでするのではありません。そん

な読み方を提唱する指導者は君たちにとっては堕落の、入試でいえば不合格

の道を勧める間違った思想の持ち主です。もし時間があるならしっかりと勉

強して、パラグラフリーディングの本質をつかむ読解方法を習得してください。

あなたの健闘を心から祈っています。

    ※ほかの記事に具体的なパラグラフリーディングの説明がありますので、

    読んでいいただけたら幸いです。 

 

 意志ある者は 飛べ! 

 

 

 




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