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長文読解 [ディスコースマーカーの考え方]

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ディスコース・マーカーについての考察」

みなさんこんにちは!

風間です。

 

今日も「早慶&難関国公立大に受かる・わかる英語」の時間です。

 

今日のテーマは、前回に引き続いて「ディスコース・マーカー」についてです。

 

(ありがとうございます。この記事2万人を超える人に見てもらいました。) 

 

ディスコースマーカーってどういう意味なんでしょうか。どういうことなんでしょうか。?

 

 

 

 

早慶のみならず、東大、京大、一橋、東京外大、横国、千葉、東北、大阪、神戸などなど

 

どこの英語もこのディスコース・マーカーが使って英語が書かれています。

 

しっかりと、把握して、英文読解を少しでも楽にしておきましょう。

 

ディスコースマーカー英文読解のポイントです!

 

以下のディスコースマーカーについて説明を加えていきたいと思います。


(今後徐々に変化していきます)

 

 

早慶難関大学に受かるためには、このディスコースマーカーに慣れることが

 

必須ですから、しっかりとやってください。

 

  ただし、

 

 

ディスコースマーカーをただ知っているだけでは、

 

英語は読めません。これをしっかりとわかっていてください。

 

基礎力がなければ技術を知っていても読めません。

 

  このディスコースマーカーを中心に、書いている人が読んでいる人に

 

  自分の言いたいことを伝える目印です。言いたいことを勘違いしないで、的確に

 

  自分の言いたいゴール、目的地にたどり着かせる指標です。車でいえば、交通標識

 

  だったり、カーナビだったり、山登りだったら、地図であったりします。

 

 

   当然、必ずしもディスコースマーカ―がなければ、自分の主張を相手に伝えられないか

 

  というと、そうではなく、相手に誤解が生じなければ、ディスコースマーカ―はなくても

 

  問題はありません。すべての英文にディスコースマーカ―を書いたら、かえって煩雑で

 

  読みにくくなってしまいます。 

 

   しかし、ディスコースマーカ―を適宜配置することで、わかりやすく、自分の主張を

 

  理解してもらい、納得してもらうことが、書き手の考えていることです。

 

   「ワンパラグラフ・ワンアイディア」をいかにスマートに示すには、パラグラフの最初

 

  などにトピックセンテンスを配置して、パラグラフの方向性を示唆します。それを理解して

 

  もらうために、様々なディスコースマーカ―(接続語)を用いて英語を書きます。

 

  ディスコースマーカーは読み手に理解してもらうための道しるべなのです。ですから

 

  ディスコースマーカ―を学ぶということは、書き手の主張をくみ取ることが目的で

 

  あって、学ぶことが目的ではないので、その点を勘違いしてはいけません。

 

 

   常に、パラグラフの論理構成を考えながら、次はどんな展開になるのかを予想して

 

  英文を読んでいくことが君には求められています。一つ一つディスコースマーカ―

 

  特徴を習得することを目標に、最終的には長文で「言いたいことを把握する」こと

 

  を目的にして勉強してください。

 

 

   では次に行きましょうか。

 

 


 

◎ 一番大切なのは、前後にどんな要素が来るかということだと思います。

 

  どんな言語でもそうですが、簡単に言えば、英語の文脈は前後関係が、

 → 「順接」「逆接」

  で構成されています。

 

  この順接と逆接をさらに分けてみると、

 

      「=」「+」「→」 「⇔」

         「同値」  「追加・添加」 「因果・原因理由」 「逆接」

 

    のどれかで 構成されています。

 

 上記のような流れを見極めるのが、ディスコースマーカ―の役目です。

 

論説文の中を、信号が交通整理をして、交通事故にあわないようにするのと同じように、

 

私たちの頭の中を整理して、文章の内容を正確に理解する信号・道標のようなものです。

 

今回は「意味」を記載しておきます。各自、辞書などで用例を確認しておいてください。

 

 




1.論理的帰結を引き出す

  so        ・・・だから、そこで
  therefore    ・・・ それゆえに、だから
  hence     ・・・ それゆえに
  consequently ・・・従って
  accordingly  ・・・ 従って
  as a result   ・・・その結果として
  thus      ・・・したがって・かくして
  That (This) is why ?・・・そういうわけで・・・

 

[→] その他:in brief, in short, in conclusion, to sum up などがある。
    

* soは等位接続詞。thereforeからthusまでは副詞(句)。


That is why … は前文とつながって,”~, which is why” のようになることもある。

 ★以下の接続語の考え方もよく出題されるので使えるようにしておくこと。

 

  1) 原因・理由 →That's why→ 結果・判断

  2) 結果・判断 ←That's because ← 理由・原因

 

2.仮定の上での結論

  then     ・・・ それなら,だとすると
  if so      ・・・もしそうなら(そうだとしても)
  otherwise  ・・・もしそうでなければ (= if not so)


 ★ if soは「そうだとしても」の意味なら譲歩。

       ※ifの3つの意味 「もし、かどうか、たとえ~としても」

 ★thenは主節である帰結節に用いられ、これ以外にかなり多くの意味を持つ。

 ★otherwiseには 1)別の方法・やり方で 2)別の・ほかの点で

        も非常に大切なことだ。

 

 

 

   


3.逆接 

  but ------------------------- しかし

  Yet -------------------------  しかしながら、それでも(文頭)

      and yet ------------------------- しかしながら、それでも

  however ------------------------- しかしながら

  nevertheless -------------------------  それにもかかわらず

  nonetheless ------------------------- それにもかかわらず

  Still -------------------------  やはり(文頭) 左記以外では、;still/ but sitll と用いることが多い。 

  all the same ------------------------- それでもやはり

  all the same ------------------------- それでもやはり

  その他:on the contrary(それどころかむしろ), but even so(しかしそんな時でも)


 ★butは等位接続詞,それ以外は副詞なので、カンマが用いられたり、文の中での位置が

 問題になるので注意のこと。接続詞と接続副詞があることに注意。





4.譲歩-1

  Though ・・・, ~           ・・・ではあるが,~
  Even though ・・・, ~   ・・・ではあるが,~
  Even if ・・・,?~           たとえ・・・でも,~
  While ・・・, ~             ・・・だが,~
  Whereas ・・・, ~        ・・・だが,~
  if not ~                    ~ではないにせよ(~でなければ)

   譲歩-2 (参照6)

      Of course? (もちろん)-------A---------but/ .But/ However, Yet ~B~
  Certainly  (確かに)
  Indeed   (確かに)
  True/ It is ture/ 
  To be sure?
  S? may 
  Generally?(一般的に)
  At first   (最初は)
  Apparently?

     1)「 確かにA、しかしB」 2) 「Aのようだが、しかしB」の2つの

      論理展開がある。

      ※上記は逆接の接続語とのセットで、主張はAにあるのではなく、Bであることを

     明確にする構文だ。一般論から逆接を挟んで主張にもっていく論理構造である。

     君たちは主節か逆接の後をしっかりと追って、理解して筆者の主張をとらえなけ

     ればならない。



*次の対照のwhile, whereasにも注意。 




5.対照 

  on the other hand         他方で、その一方 
  ・・・, while ~ ・・・、          その一方~
  ・・・, whereas ~ ・・・、      その一方~



*while, whereas は接続詞,on the other hand は副詞句なので,使い方は異なる。 







6.譲歩しながら主張を強調する

  It is true that・・・ ・・, but ~ なるほど・・・だが,~ 
  ・・・・ may ・・・・・・・・・・, but ~ ・・・かもしれないが,~ 
  ・・・・・ certainly・・・・・, but ~ 確かに・・・だが,~ 
  ・・・・・・・・, to be sure, but ~ 確かに・・・だが,~ 
  ・・ of course ・・・・・・・, but ~ もちろん・・・だが,~ 
  ・・・ indeed ・・・・・・・・・, but ~ 確かに・・・だが,~ 
  ・・ no doubt ・・・・・・・・, but ~ 確かに・・・だが,~ 
  True, ・・・・・・・・・・・・・・, but ~ 確かに・・・だが,~ 
  

*これらは基本的に同じ働きなので,日本語訳の違いにこだわらなくてよい。

butの代わりに,前半をthoughで表現したり,後半をhoweverにすることもある。?

どんなに前半にいいことが書いてあっても、but以下の内容が言いたいことであって

but以下の内容をしっかりと理解しようとする態度が大切である。

 

 


7.列挙する

  firstly, .. secondly, .. , finally, … 第一に・・、第二に・・、最後に・・
  first of all まず第一に
  to begin with まず第一に
  to start with まず第一に
  for one thing, … for another thing, … 一つには・・・、またもう一つには・・・



*「まず第一に」と似たものにin the first placeがあるが,これは「そもそも」のような

意味で使われる。 こうした列挙は、主張をわからせるための理由だったり、具体例

だったりするので、あくまでも主張のサポート部分だという理解が必要だ。

 

 

8.変化の予告

  at first はじめは

  →問題はこの後の論理展開どうなるかですね。

*この後に,then「次に」, later「後に」, eventually 「結局」,

?at last 「ついに,結局」などと呼応して,「始めは~であったのだが,・・・」

とか「最初は~、しかし・・・」というように、後半に変化が起こることを示唆する

記号だととらえなければならない。このような変化を予告する働きをする。

この記号は重要だと思います。

 

 

9.論点の追加

  moreover その上、さらに
  furthermore その上、さらに
  what is more その上、さらに
  besides その上、さらに
  in addition その上、さらに
  similarly 同様に(して)

 


*moreoverなどは新たな論点を追加する場合に用いるので,「第2に」に近いことが多い。

 




10・例を挙げる・・・・・・・抽象度が一段階下がって説明をする。

  for instance 例えば
  for example 例えば
  thus 例えば
  ・・・, say, ~ ・・・, 例えば,~
  such as … ・・・のような
  including ~ ~を含めて
  in particular 特に



11.列挙において「以下省略」

  ・・・ and so on ・・・等々
  ・・・ and so forth ・・・等々
  ・・・ and the like ・・・等々
  ・・・ and things ・・・等々(口語)
  ・・・ or whatever ・・・やその他何でも




12.除外

  apart from ~ ~は別にして
  aside from ~ ~は別にして
  except(ing) ~ ~を除いて
  but ~ ~を除いて
  with the exception of ~ ~を除いて
  save ~ ~を除いて



13.一般論を導入する

  on the whole 概して
  in general 一般に
  as a rule 概して
  in most cases 多くの場合
  broadly(roughly) speaking 大まかにいえば
  to some extent(degree) ある程度までは
  mostly たいていは、主として
  largely 主として

   ※一般論が出てくるということは、主張を目立たせたいので、その対極にある

    主張を何かを常に考えて英文を読むことを忘れないように。

 

14.言い換え

  that is (to say) つまり、すなわち
  namely つまり
  in other words 言い換えると



* コロン(:)はこの働きをすることが多い。


that is to sayは前文とつながって,・・・, which is to say のようになることもある。 




15.直前の論旨の破棄・限定

  at any rate            ともかく
  anyway               いずれにせよ、とにかく
  anyhow                いずれにせよ、とにかく
  after all                  結局

  ※それまでの話をざっくりと流して、言いたいことにもっていくディスコースマーカ―


16.話題の転換・話題の追加

  by the way                      ところで
  incidentally                      ところで、ついでながら
  for that matter, (その件に関して) ついでにいうと
  talking of(about) ~           ~といえば
  speaking of ~                  ~といえば




17.比喩・決まり文句の導入

  so to speak             いわば
  as it were            いわば
  what is called ~              いわゆる~
  what we(you, they) call ~ いわゆる~



*what is called ~ は「~と呼ばれているもの」が原義なので,

 what might be called ~ 「~とでも呼んでよさそうなもの」のような応用形になること

 もある。



18.現実による補強・現実との対比 

  in fact                       実際は、つまり
  as a matter of fact      実際は、じつは
  actually                    実際は
  indeed                    実際は=(それどころか)実際は
  As it is, …                 実際は=ところが実際は・・・



  ★As it is, … は,それ以前に想像や仮定のことが書かれていて,

「でも現実にはそうでない」と述べるときに使われる。 




19.論点の限定

  regarding ~               ~に関して
  as regards ~              ~に関して
  with(in) regard to ~ ?~に関して
  in relation to ~           ~に関して
  in respect to ~           ~に関して
  concerning ~              ~に関して
  as to ~                      ~に関して
  with reference to ~      ~に関して



20.論点(主張)の限定 

  As for ~                          ~に関する限り(文頭)
  as far as S is concerned    Sに関する限り


*「他の事(人)は知らないが~に関しては」という場合。






 先ほども言ったように、今後いろいろ書き加えていきたいと思います。

 ただし、これを暗記しても本番で利用できなければ仕方がない。本当ですよ。

 知ってたって、英語を読めなければね。主張がわからなければだめです。

  こうしたディスコースマーカーの利用の仕方を、いろいろ解説しているので、

私が書いた他の記事(http://kassenba.blog.so-net.ne.jp/2014-12-12

なども併せて読んでみることをお勧めします。そして初心者はセンターの過去問などで

練習してみてください。

 

 この辺がさらっとわかる生徒は、

 

抽象度の変化に注意して英文を読んだり、語が人か、物かに注意するだけでも

 

 筆者が言いたいことがどの英文に 凝縮されているかがわかることが多いことも

 

考えられれば、英文を正確に読めることにつながりますね。 あとは「上下逆接主張語

 

(「上下、逆接、主張語、DM、+-、反復語、文頭副詞、主観形容詞、特殊構文」)

 

に特に注意して論説文を攻略して英文読解にもっと

 

強くなってくださいね。

 “意志あるものは突き進め!”



ではまた。風間でした。




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