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ランドマークLesson4 (2022) [教科書 Communication 和訳]

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Landmark Lesson4


Part1

  屋久島へようこそ!エコツアーにご参加いただきありがとうございます。私は鈴木ケンタで、皆様のツアーガイドを務めます。ツアーを始める前に短いオリエンテーションを行いたいと思います。私たちは明日の晩にこの事務所に戻ってきます。

  まず初めに、皆様は「エコツアー」が何かご存じでしょうか。エコツアーでは、人々は環境により責任を持つことを求められます。言い換えると、ツアー中に環境にダメージを与えないようにより注意する必要があります。

  屋久島は1993年日本初の世界自然遺産に登録されました。それ以来、観光客の数は増えています。これほど多くの観光客に来ていただけることはとてもうれしいのですが、このことによりいくつかの問題が起きています。例えば、観光客が山道沿いの植物を踏みつけてしまったりしています。この理由の為、私は皆様に「エコツアー」の意味を理解してもらいたいのです。


Part2

  屋久島の大地の特徴を見てみましょう。円形の島で、面積がおよそ500平方キロメートル、緑の森におおわれております。東京や大阪と比較すると、その大きさが理解できると思います。島には高さが1000メートルを超える山が40以上あります。そういうわけで屋久島は「海のアルプス」と呼ばれています。

  屋久島の気候は1年を通じて暖かく湿度が高いです。平均気温は沿岸部で20℃、中央部で15℃です。しかし、冬には山頂部の気温は0度を下回ることもあり、その際雪に覆われます。

  屋久島は雨が多く、「1か月に35日雨が降る」と言われています。年間降雨量は低地部で約4500ミリです。山間部では約8000ミリから100000ミリです。そういうわけで湿度が高く、平均73%から75%となっています。この気候が屋久島に独自の生態系を作り出しました。



 

Part3

  それではこれから私たちが向かう場所の写真を何枚かお見せします。最初の写真は白谷雲水峡です。分厚い藻のじゅうたんで覆われた深い森です。アニメ映画のもののけ姫を見たことはありますか。宮崎駿監督がこの映画を作っていた時、この神秘的な森に強くインスピレーションを受けました。

  次の写真はウィルソン株で、直径4.39メートルの大きな切り株です。「ウィルソン株」と名付けられた理由をご存じの方はいますか。その名前は有名な植物学者アーネスト・ウィルソン博士から来ています。彼はこの切り株を世界に紹介した最初の人物でした。この木は1586年方広寺建設のために豊臣秀吉の命令にて切り倒されたと言われています。切り株の中は空洞になっていて入ることができます。そこでは大地から水が湧き出ています。



Part4

  最後の写真は縄文杉です。屋久島で最も古く大きな杉の木の一つです。調査によると、この木は樹齢がおよそ2000年から7200年、高さは25.3メートル、直径が5.2メートルです。

  江戸時代、屋久島の人々は稲作に使える土地が少なく、乏しい収穫の時もよくありました。それゆえ彼らは土地税すなわち年貢として代わりに板を差し出すために杉の木を切り始めました。我々にとって幸運だったのは、板づくりに適さなかったために、切り倒されなかった古い杉の木もありました。そういうわけで我々は縄文杉を含む樹齢1000年を超える杉をいまだに見ることができるのです。

  残念ながら、根を痛めてしまうかもしれないので、我々は縄文杉に近づいたり、触れたりすることはできません。遠くから見ることしかできません。これはエコツアーの目的について考える機会です。

  これでオリエンテーションは終わりです。私についてきてください、屋久島の美しい景色を楽しみましょう!

 



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