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リーディング・リスニング・スピーキングとライティング基礎を作る作業 [勉強の仕方]

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ーディングとリスニングの先にある「スピーキングとライティング」

  本当に英語ができるようになりたいと思っている人がいるなら、どうしたらよいのか。

例えば、実際に今、高校3年生がいろんな大学に合格した報告が増えてきた。

標準クラスでは、東京理科大、学習院大学、新潟大学、星薬科大学、などなどで、

大学のクラス分けテストで、TOEICが採用されることが多いので、

TOEICに力を入れようと思っている生徒が多いのだ。

   TOEICはTOEFLと違って、日常的な英語なので、難解な語彙などは

見当たらず、割と楽に勉強できる試験である。

  とはいえ、 リスニングとリーディングをマークシート方式で採点する

 計120分のテストである。やはり英語に慣れていないと、息切れするだろう。

ではこうした英語の試験に強くなったり、試験でなくても英語の本当の実力を

つけるにはどうしたらいいのだろうか。

A.リーディング方法



 

 リーディングにおいて注意すべきことは、質と量の確保である。

いくら質が良くても量が少ないと身に付かない。また量が多くても、内容が

難しすぎると意味がない。

  質を確保するためのリーディング方法には

「通読・精読・速読」3つの読み方がある。

この3つをバランスよく行って初めて、リーディングの質の面が

確保されることになる。

  バランスといってもこの3つの読みは常に3つで一つのまとまり

と考えてもらったほうがいい。

  これをしっかりとやるかやらないかで、リーディングの効果に差が出てくる。




  通読とはパッセージ全体を最初から最後まで一気に辞書なしで読むことだ。

この通読の際に注意すべきことはパラグラフの論理構成に注意することだ。

 また設問があるならば解答し、その後内容を自分の言葉で簡単でいいから

まとめてみる。





  

  精読とは細かいところまで注意して読むことである。

単語については文脈から推測してから辞書を引く。文については

SVの把握に注意して文型を考えて、修飾部と被修飾部を考えたり、

構文においては、特殊構文、特に倒置、挿入、省略に注意したりする。

 文と文のつながりを考える時には、情報構造の確認をしなければいけない。

既知情報(旧情報)と重点情報(新情報)について考えることが必要で、

代名詞、同義語・同義文、接続語に注意しながら丁寧に読んでいき、

単語・構造・訳など不明な箇所がないようにする。

 もし設問があるものなら再度設問を解き直し、

通読のときとどれだけ違いがあったかを確認する。




  ここで言う速読とは、一般の読解技術の中で言われているものではなく、

精読で完全に理解した後で、全体の内容が頭に苦もなく入るまで

何度も何度も読んで無意識に暗記するつもりで読む作業である。

  最低音読10回が目安である。音読は15秒程度であるから、

40行の長文であると、1回音読すると、約3分かかる。

  10回で30の時間がかかる。

この段階で読みにくいところを30回ずつ音読して、

もう一度全体を確認する。

  できれば、こうして頭に入れた英文を一週間に2回程度は

反復して読んで日本語を介さないでなんとなくわかるようにしておく

メンテナンス作業があればもっといい。

 

   こうした英文はあなたの血や肉になるのである。

 こうした音読の過程で英語の語感に磨きをかけながら、

単語・熟語・構文などの様々な知識の定着をしていくのだ。

これをしっかりするかしないかで、ライティングの成功にも大きくかかわってくる。




  このように、一つのパッセージをしっかりと読む作業によって、

 リーディングの質の面を確保するのと違って、 

  多読は英語の絶対量の確保を目的としている。 英語の語感を

 しっかりと強化するためには多量の英語に触れなくてはいけない。

簡単目の内容のパッセージをインプット しなくてはいけない。

知識を増やすことや細かい理解を目指すのではなく、

わからないところがあったら、注や和訳を見ても構わない。

  また和訳を見てから英文を読み始めても構わない。

英語に触れることでリーディングの回路を体の中に作り上げ、

それが少しでも太いものになるために、リーディングの量を

少しでも多くすることが狙いだ。





リーディングからライティングまで


 

英語の基礎力がない場合に、どうしたら基礎力を養えるか

については以下のようにすればいい。



 1.リーディング「中学レベル」

      ・・・英語の基礎力が中学レベルで不足している人



通読→精読→速読をした後に、

CDを1文ごとに止めながら、音読する。

読めるようになったら次の文にいく。

こうして最後まで終えて、今度はCDをかけっぱなしで

一緒に読めるようになったら終了する。

 2.リスニング


   CDを通して聞いてわからないところをチェックする。

  文と音を一致させることが目的。

  パッセージ全体が聞き取れるようになったら終了。

3.スピーキング



   1文ごとに音読をし、発音・イントネーションに気をつけながら

 物まねのつもりで感情を入れる。

  1文ごとに出来るようになったら、CDのスピードで

 音読、シャドーイングをする。

 だいたいできたら終了するが、これが嫌な人は

自分で90%できたと思ったら終わり。これでもいやは人は

完全にできるまでやってほしい。

4.ライティング


  11文をしっかり書き取り、文法や文構造に注意し、

 すらすら書けるまでやる。

 できれば、日本語を見ながら、英語を書いていき完全にできたら終了する。

  さらに、日本語を見ながら、口頭で英語が言えたらなおさらよい。

   簡単に英語ができるようになる特効薬はない。

地道に面倒くさい作業を、地味にやっていくしかないのである。

 ちなみにTOEICの学習時間と得点のおおまかな相関関係を書いて

 終わりにしようと思う。

   200~300点 ⇒ 100~150時間

   300~400点 ⇒ 150~200時間

   400~500点 ⇒ 200~250時間

   500~600点 ⇒ 250~300時間

   600~700点 ⇒ 300~350時間

   700~800点 ⇒ 350~400時間

   800~900点 ⇒ 400~500時間

   900~990点 ⇒ 500~1000+α時間 

  ですから、今あなたが400点だとしたら、600点取るのに

は500時間くらいはかかるということです。500時間ですから、

毎日5時間勉強すれば100日、毎日2.5時間やれば、200日ですね。

3か月から7か月くらいの長丁場となります。

 つまり、ちゃんとした勉強方法で、時間をかけてやればできるように

なります。この2つがないと高得点は望めません。様々な技術はありますが、

得点ができても、社会で使えないとどうしようもないので、あまり技術

ばかりに走るのではなく、基礎力をしっかりとつけることを主眼に

しましょう。

では本日もお読みくださりありがとうございました。


 








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